便潜血腸症とは

便潜血検査で陽性とされた場合、大腸から出血している可能性があります。便潜血検査は、専用のスティックを使い、便を2回分収集する検査です。便の中に微量の血液が含まれている場合、陽性反応が出ます。この検査は、ポリープや大腸がんを早期に発見するために役立ちます。
検便に引っかかる原因
便潜血検査で陽性反応が出た場合、考えられる原因としては、大腸がんや大腸ポリープ、大腸憩室炎、痔、腸炎などの疾患が挙げられます。進行したがんの場合、目で見てわかるほどの出血量や突然の便通異常、体重減少などの症状が現れることがあります。これらの症状は早期がんとは異なるため、速やかに大腸カメラ検査を受けることが重要です。
便潜血が一回だけ陽性だった場合の原因
1回だけ陽性だった場合でも、大腸がんの発症が疑われます。症状が見られない場合でも、大腸がんの有無を確認するために、一度大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。
便潜血陽性 大腸がんの確率

便潜血検査で陽性となる確率は約5%です。そのうち、約20%に大腸ポリープ,2〜3%に大腸がんなどの疾患に関連していると報告されています。
便潜血陰性なら問題ない?
便潜血検査で陰性となっても、約30%の方が大腸がんを見逃されていることが報告されています。陰性であったとしても油断せず、自覚症状がある場合には医療機関で相談することをお勧めします。
便潜血陽性の場合、大腸カメラ検査は必要?

特に自覚症状がない場合、便潜血検査で陽性となったケースでは、痔やポリープなどが原因で血便が出ている可能性があります。通常、40歳以上では大腸ポリープの発生率が高くなり、年齢と共にその確率も増加します。これに伴い、大腸がんの発症率も高くなります。
ただし、大腸ポリープが急速にがん化することはほとんどなく、進行には5~10年の期間がかかります。便潜血検査で陽性反応が出たとしても、すぐに精密検査を受ける必要はありませんが、現状を正確に把握するためにも、大腸カメラ検査を一度受けることをお勧めします。
また、大腸がんや大腸ポリープの既往歴がある血縁者がいる場合、その家族も大腸ポリープの発症リスクが高くなる可能性があるため、注意が必要です。

